浜松市 浜北区 歯科 歯科口腔外科

再生療法は、歯周病で失われた歯周組織を再生することができる最新の治療法です。

再生療法と従来の歯周病治療との違い

従来の歯周病治療法では、歯周病が完治しても、歯槽骨は元の形にもどりませんでした。その原因は、歯槽骨に再生能力がないからではなく、歯肉が歯槽骨よりも早く再生することにあります。そのため、歯周病が完治しても歯と歯の間がすいてしまったり、歯が長くなったように見えてしまうという問題が残りました。

再生療法による歯周病治療では、歯槽骨の再生を促す処置をします。

【治療前】 【治療後】

歯周組織再生誘導法(GTR法)

GTR法とは、歯周病で失われてしまった歯槽骨や歯肉などの組織を再生するために特殊な遮断膜(メンブレン)を利用する方法です。

遮断膜を埋め込んで歯と歯肉の間にすき間をつくります。そのすき間に1〜2年かけて歯周病で失われた歯周組織(歯槽骨・歯根膜・セメント質)が再生されるのを誘導します。

エムドゲイン法

エムドゲインとは、歯周組織の再生誘導薬です。エムドゲインの主成分は、ブタの歯の基になる部分から抽出したタンパク質の一種です。これを歯周病の手術の時に歯の表面に塗ります。エムドゲインを塗ることにより、歯肉の進入を防ぐと同時に、歯がはえてくるときと同じ環境を再現します。
1〜2年かけて歯周病で失われた歯周組織(歯槽骨・歯根膜・セメント質)を再生します。
症状によっては、遮断膜(メンブレン)の設置,骨移植術を併用して行うこともあります。


骨移植術とは、歯周病で失われた歯槽骨を移植により再生する方法です。移植には、自家骨(自分の骨)などを使用します。


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